介護職は給与の高さや割り当てられる仕事内容や量、勤務時間の長さ、人付き合いの中で生じるトラブルなど様々な点で不満を持つことがあります。
しかし、その多くは自分の視点が原因になっていることはわきまえておかなければならないでしょう。

このような不満のほとんどは他人との比較が原因で生じていることが多くあります。
ベテランや上位の資格を持っている人に比べれば、給与が低いのは当然です。
現場の運営をする上では仕事の手際が良い人に仕事が多く割り振られやすくなります。
仕事の量が誰もがほぼ同じ程度となっている現場なら手際の良い人ほど早く帰れるのは必然です。
人付き合いについても人によって得手不得手があるので、利用者層や上司の性格などに合っている人ほど良い人間関係を作りやすくなります。
基本的にはこのような代表的な不満を生み出している要因は他人に比べて自分の状況が劣っていると気づいたのが原因で生じています。

もともとは給与の低さも納得した上で就職したのに、やや給与が高い人がいるともっと支払われるべきだといった形で、他人との比較が不満をもたらしていることが多いのです。
自分は自分と考えられるようにすると苦境から抜け出しやすくなるため、他人との比較をやめるようにするのが大切でしょう。
自分なりに満足できる待遇は何かをよく考えた上で職場を選び、その状況が維持されていれば良いと心に決めておくと健全な気持ちで働けるようになります。
全ては自分の心がけ次第という認識を持っておくと良いでしょう。